飲み会のあと、上司に「お礼LINE」を送るべきか迷ったことはありませんか?
「送らないと失礼かな…?」
「でも、かしこまりすぎると重い印象になるかも」
そんなふうに悩む方は多いです。実は、お礼LINEはほんのひと工夫で、上司との関係をぐっと良くするチャンスになります。
この記事では、飲み会後の上司へのお礼LINEについて、基本マナーから具体的な文例、やってはいけないNG例までやさしく解説します。
そのまま使える例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
飲み会後に上司へお礼LINEを送るべき理由と基本マナー
ビジネスマナーとしてのお礼LINEの意義
飲み会は単なる「食事の場」ではなく、職場での信頼関係を深める時間でもあります。そのあとに「今日はありがとうございました」と一言送ることで、「気配りができる人だな」という印象を与えられるのです。
お礼LINEは、いわば小さな気遣いのプレゼント。たとえ上司が「わざわざLINEなんていらないよ」と思っていたとしても、届いた瞬間に悪い気持ちになる人はいません。
送るタイミングはいつがベスト?
基本は「当日中」が理想です。飲み会が終わって帰宅したあと、遅くても翌日の午前中には送りましょう。
ただし、深夜に終わった場合は夜中に送らず、翌朝に送るのが安心です。通知で眠りを妨げてしまうと逆効果になってしまうからです。
LINEとメール、どちらが適切か
最近はLINEが主流ですが、会社によっては「上司とのやり取りはメールが基本」というケースもあります。
迷うときは、普段その上司と連絡を取っている手段に合わせるのがベストです。
上司向けお礼LINEの文例とシーン別使い分け
【全額奢ってもらったケース】文例とポイント
全額をごちそうになった場合は、感謝をしっかり伝えるのが大切です。
例文:「昨晩はごちそうになり、本当にありがとうございました。美味しい料理に加え、色々なお話を伺えてとても勉強になりました。今後の仕事にもしっかり活かしていきます。」
堅苦しすぎないように、学んだことや楽しかった内容をひとこと添えると自然です。
【割り勘・一部奢ってもらったケース】文例と表現の注意
割り勘の場合でも「時間を作ってくださったこと」への感謝は必要です。
例文:「昨日はお忙しい中ご一緒させていただき、ありがとうございました。普段は聞けないお話ができ、とても楽しい時間でした。」
奢ってもらった場合は「ごちそうになり、ありがとうございました」を加えると◎
【幹事をしてくれた上司向け】感謝の言葉を添える文例
幹事は意外と大変な役割です。労いの言葉を入れると印象が良くなります。
例文:「昨晩は楽しい会を企画してくださり、ありがとうございました。おかげで部署の皆さんと交流が深まり、充実した時間を過ごせました。」
【グループLINE vs 個別LINE】使い分け方
- グループLINE:部署全体に「昨日はありがとうございました」と送る
- 個別LINE:特別にお世話になった上司に個別で送る
両方送ってもOKですが、同じ文章をコピペしすぎないようにしましょう。
お礼LINEで失敗しないための注意点・NG例
敬語の使い方で失敗しないコツ
「ご馳走していただき、ありがとうございました」など、基本的な敬語を意識しましょう。
ただし「御社」「拝見しました」など、ビジネスメールのように硬すぎる表現はLINEでは不自然です。また、口語的すぎる表現(「ごちそうさまでしたー!」など)も砕けすぎていて、上司によっては軽く感じられてしまうことがあります。
丁寧さと自然さのバランスを心がけましょう。
長すぎ・短すぎはNG?適切な文量
- 短すぎ:「ありがとうございました。」だけ → 素っ気ない印象
- 長すぎ:5行以上 → 読むのが大変
おすすめは2〜3行程度。軽いメッセージで十分です。
もし複数のエピソードに触れたいときは、1〜2行の感謝+1行のエピソード程度にまとめると読みやすくなります。
スタンプや絵文字の使い方はどうする?
- 会社の雰囲気が堅い場合 → スタンプなし、句読点のみ
- フランクな関係の場合 → 軽く😊や✨を添えると和やかに
ただし、初めてのお礼LINEではスタンプを避けるのが無難です。
使う場合も、「ありがとう」など意味が伝わるスタンプを選び、派手すぎるアニメーションスタンプは避けると安心です。
返信がこなかったとき・既読無視されたときの対応
お礼LINEは「一方的に感謝を伝える」ものなので、返信がなくても問題ありません。
「既読スルーされた…」と落ち込む必要は全くないのです。逆に、何度も追いLINEをするとしつこい印象になってしまいます。1回送れば十分と考えましょう。
お礼LINEで関係性を深める一言テクニック
今後の意気込みや感謝をさりげなく織り交ぜる方法
「お話しいただいたアドバイスを仕事に活かしていきます」
「またぜひ学ばせていただければ嬉しいです」
こうした一言があると、「前向きな部下だな」という印象につながります。さらに、会話の中で出てきた話題に触れると、より自然に気持ちが伝わります。
たとえば「教えていただいた本を読んでみます」「おすすめしていただいたお店、ぜひ行ってみます」など。
日常の小さな約束を拾うだけでも、誠実さが伝わります。
次回のお誘いや提案を入れるベストな書き方
「また機会がありましたら、ぜひご一緒させてください」このくらいの軽い言い方が自然です。
もし趣味や共通の話題があったなら「次回はぜひそのお話の続きを聞かせてください」と添えると会話が広がります。
仕事以外の内容でも、「ぜひまたゆっくりお話しできれば嬉しいです」と柔らかく伝えると圧迫感がありません。
無理に約束を入れず自然に見せるコツ
「次はいつ行きましょう!」と強引に誘うのは避けましょう。お礼LINEはあくまで感謝がメインであることを忘れずに。
そのため、締めくくりは「またお話できるのを楽しみにしています」程度で十分です。やり取りが続けば、自然と次の機会が生まれるので、焦らないことが大切です。
飲み会後の上司お礼LINEに関するよくある疑問まとめ
上司にお礼LINEは絶対必要?
必須ではありませんが、送って損はありません。相手によっては「律儀だな」と良い印象を持ってくれることも多いです。
逆に送らなくても評価が下がることは少ないですが、プラスの印象を与えられるチャンスだと考えると積極的に活用したほうが安心です。
飲み会が深夜になってしまったとき、LINEを送るべき?
翌朝に送りましょう。夜中に送るのは避けたほうが無難です。ただし、翌日が休日であれば午前中ではなく昼頃に送るのも気配りになります。
相手の生活リズムを意識すると、より丁寧な印象を与えられます。
あまり親しくない上司にはどう書けばいい?
堅めの敬語で短めにまとめれば安心です。
「お時間いただきありがとうございました」「色々と勉強になりました」など無難な表現を選びましょう。
逆に、あまりにフランクすぎると距離感を誤解されることがあるので注意が必要です。
LINEで送った後、口頭でもお礼すべき?
翌朝会ったときに「昨日はありがとうございました」と一言添えると、さらに好印象です。LINEだけで済ませるよりも、対面でのひと言があることで誠実さが際立ちます。
できれば「昨日は楽しかったです」など軽い感想を添えると自然な会話のきっかけにもなります。
同僚にも同じ文章を流していい?
コピペはバレやすいので、文章の一部を変えるのがおすすめです。
たとえば「楽しかったです」を「勉強になりました」に変えるなど、わずかな違いでも十分です。上司によっては複数人のLINEを見比べることもあるので、少しでもオリジナリティを出すと好印象につながります。
返信が来なくても気にしない?
気にしなくて大丈夫です。お礼は一方通行でOKです。むしろ「既読スルーは当たり前」と割り切っておくと安心です。
どうしても不安なら、翌日に軽く「昨日はありがとうございました」と口頭で添えるだけで十分です。
まとめ
飲み会後のお礼LINEは、ちょっとした気配りで上司との関係を良くするきっかけになります。
- タイミングは「当日か翌朝」
- 文量は「2〜3行」
- 感謝をメインに、少しだけ学びや楽しかったことを添える
これだけで、あなたの印象はぐっとアップします。
「送ろうか迷ったとき」は、ぜひ勇気を出して一言伝えてみてくださいね。
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